2021年4月に新製品として登場した無印良品のスカルプケアシャンプー。
前シリーズにはなかった種類のシャンプーで、頭皮ケアをテーマとしたシャンプーとして新しく登場してきました!
というわけで今回は無印良品のスカルプケアシャンプーの配合成分解析と実際に使ってみた使用感について正直にレビューしていきたいと思います!
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無印良品のスカルプケアシャンプーってどんなシャンプーなの?

価格 | 290〜890円(税込) |
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内容量 | 50〜340ml |
無印良品から新しく展開されているタイプのシャンプーです。
無印良品のシャンプーはコストパフォーマンスに優れているものが多い印象ですが、今回のスカルプケアシャンプーも同様にコスパはいいように感じます!
ただし今回のスカルプシャンプーを色々試してみた感じ、無印良品のシャンプーの中では結構微妙な感じがします…。
スカルプケアということで頭皮のことを考えて作られているシャンプーのようですが、スカルプケアとしての側面は配合成分的に弱めな気がします。
よくメンズスカルプシャンプーに配合されているようなリデンシルやキャピシキルのような配合成分は見当たらなかったので、あくまでも公式からも記載されている通り、頭皮がベタつくレベルの人のためのスカルプケアって感じなんですかねー。
シャンプーとしてのクオリティは低くないですしコスパもいいんですが、本格的なスカルプケアシャンプーをイメージしてしまうと期待外れになると思います。
無印良品のスカルプケアシャンプーの配合成分を確認してみる

水、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、ペンチレングリコール、ポリソルベート80、ラウリン酸ポリグリセリル-10、コカミドMEA、ポリクオタニウム-51、グリチルリチン酸2K、ヒアルロン酸Na、コンフリー葉エキス、ホップエキス、シイクワシャー果皮エキス、オレンジ果皮油、ライム油、レモン果実油、アオモジ果実油、ベルガモット果実油、カナリヤノキ樹脂油、ジュニペルスメキシカナ油、ユーカリ葉油、ハッカ葉油、ローズマリー葉油、セージ油、メボウキ油、マヨラナ葉油、エチルヘキシルグリセリン、BG、メントール、ポリクオタニウム-10、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、安息香酸Na、フェノキシエタノール
界面活性剤 | ![]() |
シリコン | ![]() |
アルコール | ![]() |
合成防腐剤 | ![]() |
合成香料 | ![]() |
合成着色料 | ![]() |
界面活性剤 | |
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保湿成分 | |
コンディショニング・補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
配合成分を種類ごとにざっくり分類した上で、独断と偏見で下した成分評価はこんな感じです。
総合評価としては無添加に対するこだわりや使われている洗浄成分はいい感じなので、シャンプーとしての質は悪くないように思います。
ただし正直なところ、スカルプケアシャンプーというには若干名前負けをしているような感じがあります。
一応抗炎症作用などを持つグリチルリチン酸2Kや植物エキスを含みますが、正直これだけで頭皮ケアができるかというと「ううーん…」といった印象が拭えないですね…。
もちろん配合量によって効果は変わってくると思うので一概には言えないですけどね。
ヤスのピックアップ成分
リピジュア。ヒアルロン酸の2倍の保湿効果を持ち、髪だけではなく肌への馴染みもいい保湿成分。
最近配合するシャンプーも増えてきていますが、配合されていると「おお!?」となるのがこのリピジュア。
ヒアルロン酸の2倍の保湿効果を持つと言われており髪や肌をしっかり保湿してくれる優秀な保湿成分です。
界面活性剤
両性界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。帯電防止効果があり仕上がりをよくするコンディショニング効果がある。
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。
アニオン界面活性剤。アミドエーテル系洗浄成分。硫酸系らしい泡立ちと洗浄力があるが頭皮への刺激はマイルド。
ノニオン界面活性剤。乳化安定剤。
ノニオン界面活性剤。増粘作用や気泡補助剤として使われる。
ノニオン系界面活性剤。乳化剤。
界面活性剤は比較的オーソドックスな印象です。
洗浄成分は低刺激かつ程よい洗浄力を持つベタイン系とアミノ酸系が使われているのは素晴らしいですね。
無印良品のシャンプーは総じて泡立ちに難ありではありますが、アミドエーテル系洗浄成分やコカミドMEAなど気泡力にも期待ができるところではあります。
洗浄力に関しては無印良品の中では気持ち強めな印象ではありますが、さほど差はないような気がします。
保湿成分
保湿作用。製品の保存性を高める効果もある。
リピジュア。ヒアルロン酸の2倍の保湿効果を持ち、髪だけではなく肌への馴染みもいい保湿成分。
保湿成分。肌から水分が蒸発するのを防ぐ効果がある。
グリセリン同様の保湿力と防腐補助効果もある。
保湿成分。製品の品質を維持する効果。
保湿成分の満足度は比較的高めです!
冒頭にご紹介したリピジュアに加えてヒアルロン酸Naなど保湿力に優れているものが含まれているので、髪や頭皮への保湿には期待ができそうです。
あとは一般的なペンチレングリコールやらBGやらが配合されている感じですね。
コンディショニング・補修成分
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。
特にこれといったものは含まれていないですね。
ポリクオタニウムはどのシャンプーにも含まれるオーソドックスな成分で、指通りや帯電防止に役立ちますが、それ以外の配合成分が見当たりません。
もちろん洗浄成分にもベタイン系などコンディショニング効果に優れている成分もあるのである程度は指通りもいい感じになるとは思いつつも、ダメージ髪の人などは結構キシむ気がするのでコンディショナーを併用することをオススメします!
頭皮ケア成分
甘草の根や茎から抽出したグリチルリチン酸を水に溶けやすくしたもの。強い消炎効果があり育毛剤などにも使われる。
育毛剤などにも配合されているグリチルリチン酸2Kや植物エキスにもコンフリー葉エキスやホップエキスなどもここに該当するかもしれないですね。
個人的にはスカルプケアという名前にどうしても負けてしまっている印象が拭えません…。
特段「おお!?」となるような成分はなく、メンズスカルプケアシャンプーに見られるようなリデンシルやキャピシキルなどは配合されていません。
ちょっと期待しすぎていたところがあったのかもしれませんが、あくまでも皮脂やベタつきが気になる人向けといった意味でのスカルプケアなので育毛効果などには期待しないようにしましょう。
植物エキス成分
ムラサキ科植物ヒレハリソウの葉から抽出したエキス。アラントインやタンニン、ビタミンを含み消炎効果や保湿効果に期待ができる。
クワ科植物ホップから抽出されたエキス。収れん作用、抗菌作用、抗酸化作用に期待ができる。
シークワーサーの果皮から抽出されるエキス。抗炎症作用や皮脂分泌を抑える作用に期待ができる。
ミカン科のオレンジの果皮から抽出される精油で香料として使われる。
ライムから得られる成分。精油として用いられる。
レモンの果実から抽出される成分。精油として用いられるほかビタミンCを含み収れん効果や保湿効果がある。
クスノキ科アオモジの果実から抽出される精油。レモンに似た香りを持つ。
ミカン科の植物から抽出される油で血行促進効果があり、香料として使用される。
別名エレミオイル。カナリヤノキの樹脂から抽出される精油。すっきりとした柑橘系の香りを持つ。
ヒノキ科ビャクシンの木から抽出される精油。スッキリ安らぐ香りを持つ。
ユーカリノキの葉から抽出した油で抗菌効果、血行促進効果、収れん効果がある。
シソ科の植物から抽出されたエキスで抗菌作用やメントールによる香料や清涼感を与える。
抗酸化作用や血行促進作用があり、強い香りを持つので香料として使用される。
シソ科植物のセージから抽出される精油。フレッシュなハーブ系の香りを持つ。
別名バジル。バジルから抽出される精油でスパイシーな香りを持つ。
シソ科マジョラムの葉から抽出される精油。スパイシーなハーブの香りを持つ。
シソ科植物のセージから抽出される精油。フレッシュなハーブ系の香りを持つ。
たくさん含まれていますが、ざっくり抗炎症作用や消炎作用などを持つ植物エキスと精油に分かれる感じですかねー。
前者に関しては配合量にもよるので効果はなんともいえませんが、後者に関しては合成香料を配合せず精油での香りづけにこだわっているのがビシビシ伝わってきます…!
その他成分
清涼感を与える成分。
キレート剤。pH調整剤。
pH調整剤。
防腐作用。酸化防止剤として使用される。
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。
防腐剤。
防腐剤。
合成香料や合成着色料、パラベンやアルコールなど頭皮にとって不必要な成分をとことん排除しているのは無印良品シャンプーのこだわりのひとつです!
防腐剤のパラベンがフリーと記載がありますが、パラベン以外の安息香酸やフェノキシエタノールなどの防腐剤が配合されているのはシャンプーあるあるです。
あとはスカルプケアシャンプーあるあるでメントールが配合されているので、スーッとした清涼感を感じると思います。
無印良品のスカルプケアシャンプーの使用感についてレビューしていきます

さて続いて実際に無印良品のスカルプケアシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
- シャンプーの香り
- 泡立ちの良さ
- 洗い上がりの状態
- 毛穴の汚れと頭皮の状態
- シャンプー後の水分量と脂分量
- シャンプー液のpH測定
- 無印良品のスカルプケアシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:スーッとする柑橘系ベースの香り

スカルプケアというテーマに沿ってなのかはわかりませんが、メントールの清涼感にもマッチするような爽やかかつスーッとするような柑橘系ベースの香りに仕上がっています!
またシンプルな柑橘系というよりも色々な精油がブレンドされているので、オリジナリティを感じる香りになっている気がします。
洗っている最中は香りも強すぎず弱すぎずでふわっと香りますが、洗い流したあとは自分ではほとんど分からないレベルなのでヘアスタイリング剤の香りと混ざることもありませんでしたね。
泡立ちの良さ:泡立てるためにはやっぱり量が必要…

無印良品のシャンプーシリーズは泡立ちが本当に微妙なので、その点が改善されていれば…!という淡い期待を抱いていたんですが、結果何も変わっていませんでした…。
脂性肌の私だからなのかな?と思いきや妻も泡立ちの悪さを感じていたようで、普段よりも1.5倍くらいの量を使わないとなかなか泡立ちませんでした。
気泡力が弱めなので泡立ち重視の人からすると物足りなさを感じると思います…。
洗い上がりの状態:サッパリな仕上がりだけどダメージ髪の人は注意

ショートヘアの私が使ってみた感じだと仕上がりもサラサラで指通りもよくサッパリな仕上がりでいい感じでした!
ただロングヘアの妻が使ってみたところギシギシほどではないものの結構キュッとした仕上がりになるようで、ダメージのある毛先は引っ掛かりを感じるようでした…。
コンディショニング成分や補修成分が少ないためか、ダメージ髪が気になる人は併売されているコンディショナーを一緒に使うことをオススメします。
毛穴の汚れと頭皮の状態:汚れはいい感じに落としてくれている!

シャンプー後マイクロスコープで洗浄後の頭皮を確認してみたところ、皮脂や毛穴の汚い汚れはある程度取り除いてくれているように感じました。
洗浄成分に洗浄力が強めなものも使われていたので期待していたところはあったんですが、概ね想像通りって感じですかね。
ただししっかり汚れを落とすように頭皮をマッサージしたり、お湯での予洗いはいつも以上にやったほうがいいと思います。
頭皮の水分量と脂分量:数字としてはどちらも悪くない!


理想の水分数値と脂分数値の目安
・水分:30%〜55%
・脂分:16%〜30%
※季節や気温、湿度、肌の状態によって変わるためあくまでも目安の数値です
無印良品のスカルプケアシャンプーで洗髪後の時間経過による頭皮の水分量と脂分量の変化を確認しました!
洗髪10分後に関しては水分量も脂分量も理想値範囲内で、水分量も脂分量もバランスの良い感じの数値になりました!
2時間後に関しては水分量もまあまあキープされているのと、脂分量についても思ったより増えておらず嬉しかったですね!
あくまでも私の肌質による結果として参考程度にしてもらえると嬉しいです。
シャンプー液のpH測定:弱酸性(5.0〜7.0)を示す結果に…!

pHによる頭皮や毛髪への影響
・酸性(〜4.0):毛髪が引き締まってきしみの原因になる
・弱酸性(4.0〜6.0):毛髪の理想的な状態
・弱アルカリ性(7.0〜8.0):キューティクルが傷つきやすくなる
※あくまでも目安の数値です
pHとは簡単にいってしまうと液体の酸性〜アルカリ性を測る指標で、健康な肌や頭皮のpHは5.4前後と言われています。
無印良品スカルプケアシャンプーのpHを測るためにシャンプー液を水に混ぜてからpH試験紙で計測したところ、結果としては弱酸性(5.0〜7.0)前後の結果になりました!
まあ公式でも弱酸性と公表をされていたので、その通りの結果になった感じですかね。
無印良品のスカルプケアシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!

ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんが無印良品のスカルプケアシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
・頭皮のベタつきが気になる人
・サッパリな仕上がりが好きな人
・コストパフォーマンス重視の人
・ダメージ髪が気になる人
・泡立ち重視の人
・強めの洗浄力が欲しい人
無印良品のスカルプシャンプーは洗浄力の強めの洗浄成分が使われていることもあり、公式の通り頭皮のベタつきが気になる人は使ってみる価値はある気がします。メントールのスースーした感覚とサッパリした仕上がりもいい感じです。
ただし髪が傷んでいる人などはシャンプーだけだとキシむ可能性があるので、併売されているコンディショナーを一緒に使うことをオススメします。
無印良品のスカルプケアシャンプーのまとめ評価

さて今回は無印良品のスカルプケアシャンプーを実際に使った使用感についてレビューしてきました!
市販のシャンプーと比べるとコストパフォーマンスは悪くないですが、無印良品の中での評価としては微妙な気がしてなりません…。
スカルプシャンプーという名前ではあるものの育毛効果が期待できるものではないですし、本格的に頭皮に悩みを抱える人が使うシャンプーではない気がします。
あくまでも頭皮がベタつきがちな人が使うアミノ酸シャンプーという印象です。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分の満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
毛穴の汚れと頭皮の状態 | |
頭皮の水分量と脂分量 | |
総合評価 |
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