皆さんはヘアブラシを購入するとき、どうやって形や種類を選んでいますか?
私は昔、100円ショップで購入した適当なヘアブラシをガシガシ使っていましたが、今思えば髪の毛にダメージを与えていた気がしてなりません…。
今や髪の毛を大切に思う方にとっては男性でも女性でも関係なくヘアブラシを使う時代ですが、初めて購入する方はどんな種類があるのかも、どうやって選ぶのかもわからないですよね。
今回は私が美容師の友人から教えてもらったヘアブラシの種類と選び方についてお話をしたいと思います!
そもそもヘアブラシを使う目的ってなに?

さてヘアブラシの種類と選び方をお伝えする前に、ヘアブラシを使う目的についてお話をしたいと思います。
ヘアブラシを使うと髪の毛を整えるだけではなく、髪の毛の大きなゴミを取り除き、皮脂を髪の毛全体に行き渡らせ髪に艶を出し、頭皮にブラシ部分を当ててブラッシングをすることで血行促進の効果も期待できるんです!
手ぐしだと髪の毛が摩擦で傷ついたり、引っ張りによる抜毛や切れ毛の原因になってしまうこともありますが、ヘアブラシは髪の毛が絡まりにくい構造にできているので髪の毛にダメージを洗えることなく整えることができます。
さらに自身にマッチしているヘアブラシを選ぶことで、ブラッシングのさらなる効果を期待できるわけですね!
注目すべきヘアブラシは全部で6種類!

今回私がお伝えする注目すべきヘアブラシは全部で6種類あります。
「え!?そんなに種類あるの?」と感じる方もいると思いますが、それぞれ形も役割も全く異なりますので、この際にぜひご自身に合うヘアブラシを選んでみましょう!
- デンマンブラシ
- ロールブラシ
- スカルトンブラシ
- クッションブラシ
- パドルブラシ
- つげ櫛
デンマンブラシの特徴と効果

デンマンブラシはいわゆるオーソドックスなヘアブラシで、デンマン社から販売されていたヘアブラシがこのかたちをしていたことから、半円のヘアブラシを総称してこのように呼ぶようになりました。
デンマンブラシはショートからロングまで幅広い長さの髪の毛に使うことができるので、多くの方に親しまれているヘアブラシのひとつです。
ブラシの目も細かいのでしっかりと髪の毛を整えたい方やストレートにブローしたい方にオススメのヘアブラシです。
ただし目が細かいので髪の毛が濡れているときに使ってしまうと摩擦で髪の毛が痛んでしまうので、髪の毛が乾いた時に使うようにしましょう。
・髪の毛をストレートにブローしたい方
・髪の毛を丁寧にしっかりと整えたい方
・ロングヘアや癖毛の方
ロールブラシの特徴と効果

ロールブラシは360度全部にブラシがついていて、ドライヤーのお供として使われることが非常に多いヘアブラシです。
クルクル回しながら使うと片手でもしっかり髪の毛を整えることができるので、ドライヤーをしながら使われることが多いようですね。
さらにデンマンブラシ同様にストレートにブローする時にも使えますが、内側に髪の毛を巻いたり、前髪に流れをつけたりすることもできる便利なブラシです。
・ドライヤーと一緒に使うヘアブラシを探している方
・ドライヤー時に髪の毛に流れを作りたい方
・ロングヘアや癖毛の方
スケルトンブラシの特徴と効果

スケルトンブラシは非常にシンプルなデザインでブラシ部分が粗めに作られています。
そのため普段どうしても目の細かいブラシだと髪の毛が絡まってしまう方にとっては非常に重宝するヘアブラシです。
また、ブラシが荒いので髪の毛が濡れている状態で使用しても絡まる可能性が低く、ロールブラシなどをつかって本格的に整える前段階として使うとざっくり整えることができるので、併用して使うのがオススメです。
髪の毛を仕上げた状態で使用しても、目が荒いのでヘアスタイルを崩さずに整えることができるので、髪の毛が濡れている状態でも乾いている状態でも使うことのできるオールマイティなヘアブラシです。
・お風呂を出た後にざっくり髪の毛を整えたい方
・目の細かいブラシだと髪の毛が絡んでしまう方
・ヘアスタイルを崩さず髪の毛を整えたい方
クッションブラシの特徴と効果

クッションブラシとはその名前の通りくしの内側がクッション状になっていて、押すとペコペコへこみます。
このクッションがブラッシングをした時に頭皮に程よい刺激を与えてくれるので、髪の毛を整えるだけではなく、頭皮の血行促進の効果も期待できます。
また目が荒い製品が多いため、お風呂上がりや毛量が多く髪の毛の絡まりやすい方でも使いやすいヘアブラシです。
・お風呂を出た後にざっくり髪の毛を整えたい方
・頭皮の血行促進をしたい方
・毛量が多く髪の毛の絡まりやすい方
パドルブラシの特徴と効果

パドルブラシは船を漕ぐパドルに似ていることからその名前がつけられました。
パドルブラシは通常のブラシよりも髪の毛に接する面積が広く、一回のブラッシングで整えられる髪の毛の量が多いので時間がない時にサッと整える時にオススメのヘアブラシです。
また内側にクッション性があるものが多いので、クッションブラシと同様に頭皮マッサージの効果が期待でき、頭皮の血行促進に繋がるだけではなく髪の毛に艶を出す効果も期待できます。
さらに目も荒いのでお風呂上がりの髪の毛が濡れた状態でも使えるためシーンを選ばず使えるのも長所のひとつですね。
・お風呂を出た後にざっくり髪の毛を整えたい方
・頭皮の血行促進をしたい方
・毛量が多く髪の毛の絡まりやすい方
・時間をかけずに髪の毛を整えたい方
つげ櫛の特徴と効果

今回ご紹介するヘアブラシの中では特殊なデザインになりますが、つげ櫛は日本の伝統的な櫛で、その名前の通り拓殖(つげ)の木を使って作られたものになります。
高価なものだと1万円を超えるものもあり、昔から日本の女性に親しまれていた櫛です。
非常にシンプルな見た目をしていますが、つげ櫛には椿油が染み込ませてあり、髪の毛に艶を出してくれる効果があります。
また静電気も発生しにくいので髪の毛にダメージを与えることなく、頭皮にも程よくマッサージ効果を与えることができます。
櫛本体も小さいので持ち運びも便利なため、旅行などにも持っていきやすいので現代でも使っている方が多数いるようですね。
・髪の毛に艶を出したい方
・頭皮の血行促進をしたい方
・静電気によるダメージを少なくしたい方
・持ち運びやすいヘアブラシを使いたい方
まとめ
さて今回はヘアブラシの種類とその特徴についてお話をさせていただきました!
ヘアブラシと一括りに言ってもかたちや特徴は様々で、使うシーンや求める効果によって選ぶブラシは変わってきます。
私は主に木製のパドルブラシを使うことが多いですが、髪の長い私の妻はロールブラシを使うことが多いです。
ヘアブラシをした時に抜け毛が多くなってしまう場合、自身の髪の毛とブラシが合っていない可能性がありますので、再度使うヘアブラシを見直してみるのもひとつかもしれません!
最後にブラシの特徴をまとめましたので、ブラシを購入する際はぜひ確認してみてください!
デンマンブラシ | ロールブラシ | スケルトンブラシ | クッションブラシ | パドルブラシ | つげ櫛 | |
濡れている髪の整えやすさ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
ドライヤー時に整えやすさ | ◯ | ◎ | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
頭皮のマッサージ効果 | ◯ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | △ |
髪の毛の絡まりにくさ | △ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ |
持ち運びやすさ | ◯ | △ | ◎ | △ | △ | ◎ |