皆さんはリンスとコンディショナーとトリートメントの違いってなんだかわかりますか?
昔の私は「全部一緒。人によって言い方が違うだけでしょ?」
と思っていたのですが、当たり前のことながら名前が違えば当然役割も違います。
今回はリンスとコンディショナーとトリートメントの違いについてご紹介しますので、ご自身が使いたいものはどれなのか確認をしてみてください!
リンスは髪の表面を保護するもの
リンスには「すすぐ」という意味がありますが、その意味の通り、本来は洗い終わった後に洗い流しやすくするために作られたものになります。
シャンプーで髪の毛を洗い終わった後は、キューティクルがバサバサに乱れた状態になりがちですが、リンスはその状態を油分で整えてキューティクルを保護し、髪の毛の水分の蒸発を防ぐ役割があります。
最近リンスをあまり目にしなくなってきているのはシャンプーの質が上がってきていて、シャンプー後に髪の毛があまりギシギシしなくなってきていることもあり、使う必要がなくなってきてしまっているんですよね。
ただし最近でもメリットやサクセスなどのリンスは有名で、今でも使っている人は多いみたいですね。
コンディショナーはリンスよりも髪を保護する力が強い
コンディショナーには「状態を整える」という意味があり、効果としてはリンスとあまり大きくは変わりません。
ただしコンディショナーはバサバサになったキューティクルを整える効果に加えて、髪の毛の保湿効果も期待できる成分が多く含まれています。
またコンディショナーの髪の毛の保護効果はリンスよりも強いと言われていて、髪の毛を整えるシリコンや植物性エキスなどの成分がリンスよりも多く含まれていることが多いように思います。
植物性エキスは特に問題ありませんが、シリコンは洗い残しがあると頭皮にダメージを与えてしまう可能性がありますので、リンスと使っている時以上にしっかり洗い流すことを意識しましょう!
ただし個人的にはリンスを使うくらいであれば、保湿力などを加味するとコンディショナーを使うかなーといった感じです。
トリートメントは内部からも髪の毛を保護してくれる優れもの

リンスやコンディショナーは髪の毛の表面を保護するのに対して、トリートメントは表面だけではなく内部からも髪の毛を保護してくれるものになります。
「え?そしたらリンスとかコンディショナーって必要なくない?」
そう思う方も多いと思いますが、その通りなんですよね!笑
シャンプー後の髪の毛を整える効果に加えて、紫外線などの外部環境によって傷ついた髪の毛を内部に栄養を与えることで髪の毛を健康な状態にする効果が期待できます。
もしシャンプー後に何を使って髪の毛の保護をしようかなーと悩んでいる方がいましたら、とりあえずトリートメントを選んでもらえると良いと思います。
残念ながら3種類の明確な定義はない
さて今更こんなことをお伝えするのもどうかと思いますが、リンス、コンディショナー、トリートメントの3種類の明確な定義はされていません。
別会社のトリートメントとコンディショナーの成分を見ていただくとわかるのですが、成分的にかなり似てるのに、こっちではトリートメント、こっちではコンディショナーって言ってる!というケースが多々あるように思います。
おそらく各社で使い分けの定義は別々なので、わからない場合は基本的にはトリートメントを選べば良いと思います。
薄毛の方は特にトリートメントを使うべき

薄毛の理由はたくさんありますが、髪の毛のケアがしっかり行き届いていない可能性も十分にあり得ます。
強い紫外線を浴びたり、シャンプーのあと髪の毛がギシギシのまま寝たりすると摩擦で髪の毛が傷んでしまい、切れ毛や抜け毛の原因になってしまいます。
普段の髪の毛のケアは将来の薄毛防止につながりますので、もしシャンプー後の髪の毛のきしみが気になるようであれば、トリートメントを使うようにしましょう!