皆さんはお茶に含まれるカテキンが薄毛に効果があるという噂を聞いたことありませんか?
私は一時期体脂肪を減らすためにカテキンをたくさん摂取していたことがあったのですが、ある日薄毛にも効果があると知って非常に驚きました。
今回はカテキンが薄毛に効果がある理由と実際にお茶で髪の毛を洗ってみて実感したことをお話していきたいと思います!
カテキンってそもそもどんな成分なの?

カテキンとはポリフェノールの一種で、お茶の渋みの主成分がこのカテキンになります。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があるとされていて、皮膚や血管の老化の原因となる活性酸素を無害な物質に変えてくれる働きをしてくれます。
そんなポリフェノールの中でもカテキンには抗酸化作用の他にコレステロールを下げる作用や殺菌抗菌作用があるとされています!
- 抗酸化作用
- 体脂肪を燃焼する作用
- 殺菌抗菌作用
抗酸化作用
抗酸化作用とはその名前の通り、「酸化」に「抗う」作用のことで、活性酸素と呼ばれる老化に繋がる物質を抑制させる働きがあります。
活性酸素は血管や皮膚を老化させる原因になり、血管が老化すると頭皮への血流が悪くなり薄毛の原因にもなるため注意しなければなりません。
体内では抗酸化酵素と呼ばれる活性酸素を抑制する成分が生成されていますが、20代をピークに生成力が落ちてしまうので、食べ物や飲み物から摂取する必要があるんです。
カテキンは高い抗酸化作用を持つため、将来的な薄毛を間接的に予防することにつながるんですね!
体脂肪を燃焼する作用
デブはハゲのもと。
これは昔から言われていたことですが、太っている人は血液に中性脂肪やコレステロール量が増えがちで、血液がドロドロになってしまいます。
血液がドロドロになると血管が詰まってしまって血流が悪くなり、頭皮への酸素供給や栄養補給がうまくいかず薄毛につながってしまうことがあります。
カテキンは悪玉コレステロールを低下させ、肝臓での脂肪代謝が高まり体脂肪を減少させる効果があります。
殺菌抗菌作用
カテキンにはなんと殺菌抗菌作用があると言われています。
食中毒菌やピロリ菌などを抑える効果に加えて、頭皮に直接塗ることで頭皮に繁殖している雑菌も抑えることができます。
飲んでも良し、直接塗っても良し、なんてものは中々ないので、これだけでどれだけカテキンが優れた成分か分かりますね。
カテキン茶で直接髪を洗うとどんな効果が期待できる?

さて、先ほどカテキンには殺菌効果により頭皮環境を整えることができるとお伝えをしましたが、それ以外にもカテキンには薄毛予防の効果が期待できるんです!
それはカテキンに5αリダクターゼと呼ばれる物質を抑制する効果があるからなんです。
当然「何それ?」状態だと思いますが、5αリダクターゼはとある男性ホルモンを生成してしまう原因と言われており、男性ホルモンが増えると皮脂の過剰分泌や抜毛の原因になってしまいます。
つまりはこの5αリダクターゼを抑えることが薄毛を予防することにつながるため、カテキンには薄毛予防効果があると言われる所以なんです。
実際にカテキン茶で髪を洗ってみた

カテキンが多く含まれるお茶で髪を洗うことで薄毛予防効果が期待できる、という噂話は前々から聞いたことがあったので、実際にカテキン茶で髪を洗ってみました!
今回使用したカテキン茶はいわゆるカテキンを売りにしている緑茶で、飲んだら渋っ!ってなるような誰もが知るお茶です。
お茶でひたすら髪を流しても意味ないと思ったので、お茶をかけて揉み込んで、お茶をかけて揉み込んでをひたすら繰り返しました。
結果からお伝えすると、洗浄効果のあるシャンプーを使えばいいや、と思ってしまいました。笑
まずお茶には洗浄成分が含まれていないので、髪や頭皮のベタベタがしっかり取り除かれることはありませんでした…。
そしてやはり気になるのがお茶の匂いで、お湯で流し終わってもそこそこお茶の匂いが髪に残ります。笑
あとは温度ですね。頭皮の汚れをしっかり取るためには頭皮をしっかり温めることが大切ですが、常温だとしても温度的には冷たいので頭皮は逆に冷えてしまうのが難点です…。
事前に温めたりすると二度手間三度手間になって本当に面倒くさかったので、もう普通のシャンプーでいいや!となってしまったわけです。
本来であれば何ヶ月か継続して様子を見るべきだったのかもしれませんが、その根気は私にはありませんでした!
動画でさらに細かく検証したものもありますので、こちらもあわせてチェックしてみてください!
カフェインの取りすぎには注意!

お茶にはコーヒー同様にカフェインがたくさん含まれています。
カフェインには眠気を覚ましたり、老廃物を排出するための利尿作用などがありますが、取りすぎは身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
まずはその量について確認をしていきましょう!
■健康な成人の方
1日に最大400mgまで
■妊婦の方
1日に最大200〜300mgまで
■幼児
4歳~6歳の子供は1日に最大45mgまで
7歳~9歳の子供は1日に最大62.5mgまで
10歳~12歳の子供は1日に最大85mgまで
13歳以上の子供は1日に最大2.5mg/kgまで
参照:厚生労働省
正確な値は示されていませんが、世界保健機関(WHO)や食品安全局などが1日の摂取許容目安量を上記のように定めていますので、許容量を超えないように摂取するようにしましょう。
お茶ごとに含まれるカフェインの量は以下の通りです。カテキン量もご紹介しますので併せて確認をしてみてください!※100mlに含まれる量
カテキン量 | カフェイン量 | |
玉露 | 383.0mg | 267.0mg |
抹茶 | 200.0mg | 67.0mg |
紅茶 | 27.8mg | 8.3mg |
煎茶 | 16.3mg | 4.7mg |
番茶 | 4.6mg | 1.5mg |
ほうじ茶 | 6.2mg | 0.3mg |
玄米茶 | 1.5mg | 1.5mg |
麦茶 | – | 0.0mg |
カテキンは1日に540mg以上毎日取り続けると、脂肪燃焼等の効果がより高く出ると言われています。
例えば抹茶であれば300ml以上、紅茶であれば約2Lくらい飲まないといけない計算になりますね!
もし効率よくカテキンを摂取したいのであれば、やはりカテキンを売りにしているお茶を飲むことをオススメします!
1日に約540mg摂取するとより高い効果が期待できる